1.UIデザイナーになるには
ウェブスタッフのキャリアカウンセラーが語るキャリア作りのポイント
では次に自身のキャリアへとつなげるためにはどうすればいいでしょうか。
UI・UXを実践した!しかし、だれも注目も評価もしてくれない!と思うWebデザイナーは多いでしょう。
大切なのは、あなたのその成長や、実績を、上司や周囲、転職したい企業へと「正しく」伝えることです。この「正しく」がポイントです。
では、何をどうすれば正しく伝わるのか、そしてキャリアへとつながるのかをご紹介いたします。
目次
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- a. 成長を可視化する
- b. 実績を数字で伝える
- c. 資格で知識量を証明する
a. 成長を可視化する
UIデザインの本を読みました!だけでは、評価されませんし、自分の思い描く仕事を任せてもらえるとは限りません。
あなたの日頃の業務に落とし込み、スキルをチェックしてみましょう。目標を決め、定期的にチェックすることで、成長を可視化することにつながります。

ウェブスタッフ キャリアカウンセラーからの
ワンポイントアドバイス
強みだけではなく、あなたの弱みも確認しましょう。弱みをきちんと理解でいれば、改善につなげることも、事前に周囲に相談し精度を高めることができます。
自分で評価するとともに、上司や周囲の人にも評価をしてもらえるとベストです。
自分では気づかない強みや弱みを発見することができます。
自分のスキルを客観的に知りたいのなら
ウェブスタッフでは、IT・Web業界の専門知識をもったキャリアカウンセラーが転職に関するキャリアアドバイスを行っています。
自分のスキルや成長のレベルを客観的に判断したい、自分がどれくらい通用するのか知りたいという方は、お気軽にご相談ください。
b. 実績を数字で伝える
Webデザイナーの実績といえば、ポートフォリオです。これまでみなさんも、ポートフォリオを作る際は、コンセプトやターゲットユーザー、作品の工夫した点などの情報を記載していたでしょう。
しかし、UIデザイナーとしてキャリアアップしていくためには、これでは足りません。
デザインのビフォアー・アフターをより具体的に、直帰率やCVRといった数字で説明できることが必要となってきます。直帰率やCVRといった情報がのったポートフォリオは転職だけでなく、社内の効果測定資料としても価値あるものとなりますので、日ごろから作成することをおすすめします。
WEBデザイナーの場合

- 目的、コンセプト、ターゲットユーザー
- 制作期間
- チーム体制
- 担当フェーズ
- 使用言語
- ソフト
- コメント
UIデザイナーの場合

- 比較情報(対象期間、PV等の数値)
例:1ヶ月でユーザーの直帰率を目標の5%まで抑えることができました。
- 目的、コンセプト、ターゲットユーザー
- 制作期間
- チーム体制
- 担当フェーズ
- 使用言語
- ソフト
- コメント

現役UXコンサルタント中村さんからのワンポイントアドバイス
権限がなくて数字の情報がわからない、いつも指示書しかこない、といった場合は以下のようなことに挑戦してみましょう。
1.どんなUXを実現したくてこの要素・このレイアウトになっているのかを確認しましょう。
2.次ステップで、直帰率・回遊率・CVRなど具体的に欲しい数字をリクエストできるようになりましょう。
これらの視点を持つだけでも思考の深度が深くなり、「だからこのデザインにしました」と提案できようになります。
ポートフォリオ作りで悩んだら
IT・Web業界専門の転職エージェント「ウェブスタッフ」では、あなたのポートフォリオ作りのお手伝いをしています。転職で評価されやすいポートフォリオのポイントを知りたい、自分のポートフォリオをブラッシュアップしたいとい方は、ぜひキャリアアドバイスをご利用ください。
c. 資格で知識量を証明する
UIデザイナーとして活躍するためには必須となる資格はありません。知識や技術、実務経験を積むことが重要です。しかし、資格をもっておくことで、有利になることもあります。資格を取得をとおして、知識が深め、実力も高めていきましょう。
おすすめの資格
https://adobe.odyssey-com.co.jp
アドビ認定エキスパート(ACE)
Adobe社製品のソフトに関する技術や知識があることを証明できる試験です。製品別の試験があり、PhotoshopRクリエイター能力認定試験やIllustratorRクリエイター能力認定試験よりも難易度は高くなります。ただし、Adobe社が公式に認めている資格であるため、転職などでも役立つでしょう。
ウェブデザイン技能検定
厚生労働省が認定している国家検定であり、1~3級のランクで分けられています。3級は比較的難易度が低く、Webデザイナーを目指している人は誰でも受けることが可能です。UIデザイナーを目指す方は、実務経験が必要な1級および2級にの取得を検討すると良いでしょう。
人間中心設計(HCD)スペシャリスト 資格認定制度
NPO法人 人間中心設計推進機構の認定制度です。
過去に取り組んできた人間中心設計やユーザーエクスペリエンス設計、ユーザビリティの活動を申請書に記入し、その内容によって審査が行われます。

ウェブスタッフ キャリアカウンセラーからの
ワンポイントアドバイス
インターネットが生まれてから今日まで、実に様々なWebサイトやWebサービスが生まれてきました。
Webサイトを作ることがゴールだった時代から、よりユーザーの興味を引くために、より成果につなげるためにWebサイトをどう見せれば良いのかUI・UXを考えることが必要な時代となっています。
特に近年では、コンサルティングや、UIデザイン、UXデザインなどの仕事が増加しています。今後ますます上流部分へと仕事がシフトしていく中、自身の強み・弱みを活かしたポジションニングを行い、スキル・キャリアを磨いていくことが、5年後も10年後もIT・Web業界で活躍するための秘訣となります。
あなたのスキルを活かして次のステージへ

ウェブスタッフはIT・Web業界専門の転職エージェントとして、Webデザイナーのあなたのキャリアをサポートします。
UIデザイナーを目指すためにどのようなキャリアを積んでいけばよいか、プロの意見を聞いてみたいという方はお気軽にご登録ください。

現役UXコンサルタント
中村 和正 監修
『[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61』著者。2007年より株式会社メタフェイズにて制作部門を統括しながらプロジェクトマネージャー、インフォメーションアーキテクトとして数々のプロジェクトを担当。2015年よりフリーランスとして活動。2016年にはデジタルマーケティングのコンサルティング会社の立上げに参画。現在は、株式会社グレイスノートの代表取締役として、数々のプロジェクトに参画。
プロジェクトマネージャー・UXコンサルタント・上級ウェブ解析士
- 株式会社グレイスノート 代表取締役
https://grace-note.co.jp/ - 株式会社メタフェイズ 執行役員
https://www.metaphase.co.jp/
- Webデザイナーのキャリア
- 1.UIデザイナーになるには
1-2.キャリア作りのポイント
- 2.Webディレクターになるには
2-1.Webディレクターの勉強法
2-2.キャリア作りのポイント
- 3.アートディレクターになるには
3-1.アートディレクターの勉強法
3-2.キャリア作りのポイント
- 4.Webプロデューサーなるには
4-1.Webプロデューサーの勉強法
4-2.キャリア作りのポイント
- 1.UIデザイナーになるには
- Webディレクターのキャリア
- フロントエンドエンジニアのキャリア
- マイキャリア TOP
- Webデザイナーのキャリア TOP
- 1.UIデザイナーになるには
- 1-2.Webデザイナーのキャリアの作り方