Webデザイナーのキャリア
活躍の場を広げたい!
Webデザイナーの6つのキャリアパス

インターネットの利用が当たり前になる中、WebデザイナーはWeb制作の現場に欠かせない存在です。しかし、Webデザイナーとして働いている人の中には、この先のキャリアが気になるという人も少なくないでしょう。
Webデザイナーは、Web業界のさまざまな職種にキャリアアップしていきやすい仕事です。ここでは、Webデザイナーからのキャリアアップの6つのパターンを紹介します。これまでWebデザイナーとして培ってきた知識や経験、スキルなどをふまえたうえで、今後のキャリアを考える際の参考にしてみましょう。
(関連記事:Webデザイナーに必要な6つのスキルと知識)
(関連記事:Webデザイナーの将来性と需要の高い人材になるための4つのコツ)
キャリアパス1:UIデザイナー
UIデザイナーの仕事は、Webサイトなどの「ユーザーインターフェイス(User Interface)」を設計することです。
ユーザーインターフェイスを設計する際はビジュアルデザインも大切ですが、わかりやすさや操作性に関する要件も満たさなければなりません。各ページのどの部分が何のためのものなのかがユーザーに伝わりやすく、かつ操作しやすい設計を考えるのがUIデザイナーの重要な仕事です。
より広い意味では、Webサイトのほかにもスマートフォン向けアプリの画面やハードウェア製品の操作パネルなどのデザインも、UIデザイナーの仕事に含まれます。Webデザイナーからのキャリアアップを考えるなら、日頃からユーザーの視点を意識したデザインを心がけるようにするとよいでしょう。
キャリアパス2:UXデザイナー
UXデザイナーの仕事は、UXを設計することです。
UXとはユーザーがどのような体験をするのかを意味する言葉であり、「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略です。UXデザイナーは、サービスを通して楽しさや心地よさを感じられるようにユーザーを導きます。
関連のある一連の製品やサービスを通して一貫した体験を提供することが必要なため、UXデザイナーが扱う対象はWebサイトに限りません。UXを実現する手法としてUIを用いることから、UXデザイナーはUIデザイナーと同様の作業を行うこともあります。しかし、UIデザイナーがユーザーを意識して仕事をするのに対し、UXデザイナーが意識するのはビジネス目標の達成です。
UXデザイナーには幅広い知識とスキルが求められるため、Webデザイナーからのキャリアパターンとしては、まずUIデザイナーを目指すとよいでしょう。
キャリアパス3:Webディレクター
Webディレクターは、Webサイト制作や運営の責任者といえる立場です。
自らもデザインなどに関わることがありますが、主要業務はあくまでプロジェクト全体の管理です。Webデザイナーを含めさまざまな役割やスキルをもつスタッフをまとていくために、Webディレクターにはマネジメントスキルが求められます。進捗管理のほか、プロジェクトとして達成すべきクオリティを常に意識したり、必要に応じて軌道修正を行ったりします。
Webデザイナーからのキャリアアップを考えるなら、まずはチームワークを意識して仕事をすることや、スケジュールを自己管理することからはじめてみるとよいでしょう。
キャリアパス4:アートディレクター
アートディレクターは、ビジュアルデザインを行うチームの責任者です。
Webデザイナーやグラフィックデザイナー、カメラマンやコピーライターなどを統括します。自らデザインを行うこともありますが、デザインの方向性がずれてしまわないようにチームの軌道修正を行いながら、求められるデザインを納期までに仕上げられるよう管理することが主要な業務です。
クリエイティブに関するスキルやセンスが必要なため、アートディレクターになるにはデザインに関するキャリアが必要です。Webデザイナーからのキャリアアップを考えるなら、ビジュアルデザインのスキルとともに、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力を磨いていくことを意識するとよいでしょう。
キャリアパス5:Webプロデューサー
Webプロデューサーは、Webサイト開発などの統括責任者として、プロジェクトの企画立案や管理を行う仕事です。
プロジェクトを管理するためにはWebディレクターと連携して業務にあたることが必要であり、ときにはWebディレクターと同様の業務を行うこともあります。しかし、Webディレクターの役割がプロジェクトを推進していくことなのに対し、Webプロデューサーの役割は責任者としてビジネス面の管理を行うことです。具体的には、予算の確保や納期の設定、ビジネス戦略上の各種判断などがWebプロデューサーの行う仕事です。
幅広い知識やスキルと実務経験が必要なため、Webデザイナーから直接Webプロデューサーを目指すのは現実的なキャリアパターンとはいえません。まずはWebディレクターを目指して、必要なスキルを磨いていくのがよいでしょう。
キャリアパス6:コンサルタント
コンサルタントは、クライアントの視点から改善点をアドバイスする仕事です。
豊富な知識や実務経験と、ものごとをビジネスの面から考えるスキルなどが必要なため、Webデザイナーから直接コンサルタントへ転身するのは簡単ではないかもしれません。
たとえば、ゆくゆくはUXコンサルタントとしてクライアントのWebサイトなどの改善に関わっていくことを見据え、まずはUXデザイナーになることを目指すというキャリアパスが考えられるでしょう。
スキルアップしてキャリアを積もう!
Webデザイナーが活躍の場を広げていくためには、いくつものキャリアパターンがあります。Webに関連する職業には新しいものも多いため、今後もキャリアパターンは増えていく可能性が高いと考えられます。
日頃から新しい知識を積極的に学んだり、仕事を通してスキルアップしたりすることを意識して、活躍できるフィールドを増やしていきましょう。
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- Webデザイナーのキャリア
- 1.UIデザイナーになるには
1-2.キャリア作りのポイント
- 2.Webディレクターになるには
2-1.Webディレクターの勉強法
2-2.キャリア作りのポイント
- 3.アートディレクターになるには
3-1.アートディレクターの勉強法
3-2.キャリア作りのポイント
- 4.Webプロデューサーなるには
4-1.Webプロデューサーの勉強法
4-2.キャリア作りのポイント
- 1.UIデザイナーになるには
- Webディレクターのキャリア
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