フロントエンドエンジニアのキャリアパス
Webディレクターになるための勉強法
どのようにすればWebディレクターとして必要なスキルを身につけることができるのでしょうか。ここでは、フロントエンドエンジニアからWebディレクターを目指すための学習法について紹介します。
目次
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- a.本で学ぶ
- b.資格取得を目指して学ぶ
a. 書籍から学ぶ
Web制作プロジェクトを率いていかなければならないWebディレクターには、流行を取り入れたスキル以上に確固たる基礎力が求められる。特にプロジェクトマネジメントについては、書籍を通じて腰を据えて学ぶと良いでしょう。そこで、プロジェクトマネジメントを学ぶ際におすすめの書籍をいくつか紹介します。
出版社 技術評論社
プロジェクトマネジメントの知識は広範囲にわたるため、全体像を意識する必要があります。
本書は「PMBOK((Project Management Body of Knowledge))」をベースにWebディレクターのノウハウをまとめた書籍です。PMBOKは、プロジェクトマネジメントの知識を体系的にまとめた世界標準として知られています。本書を読むことで、すぐに実践できることやこれから学ばなければならないことを体系的に整理できます。
Webプロジェクトで必須のフレームワークや、プロジェクトマネジメントにおける心構えなど、さまざまなノウハウが詰め込まれています。そのため、プロジェクトマネジメントをこれから学ぼうとしている人だけではなく、よりプロジェクトマネジメントについての知識を深めたい人にもおすすめできる良書です。
出版社 日本実業出版社
PMBOKのような知識体系は網羅的に学ぶのには最適ですが、ポイントを理解するのが難しいと感じることもあります。
本書はWebに限定した内容ではありませんが、プロジェクトマネジメントについて「目標設定」「計画」「実行」の観点から図解を用いてやさしく解説しています。また、実際のプロジェクトマネジメントを元にしたケーススタディも掲載されているため、より実践的なプロジェクトマネジメントを学ぶことが可能です。
プロジェクトマネジメントの入門書としてWebディレクターを目指した学習の足がかりに活用できます。
b. 資格取得を目指して学ぶ
Webディレクターに必要な知識を網羅的に身につけるためには、資格取得を目指すことも非常に有効な方法のひとつです。Webディレクターに必要な知識を身につけられる資格にはさまざまなものがありますが、その中でもまずは、全日本能率連盟による「Web検定 Webディレクター」認定資格や日本Web協会(JWA)による「Webディレクション検定」の取得がおすすめです。
また「ウェブデザイン技能検定」もおすすめの資格のひとつです。ウェブデザイン技能検定なら、合格すれば国家資格である「ウェブデザイン技能士」を名乗れます。そのため、この資格を持っていればWebディレクターとして必要なWebデザインの知識を備えていることを客観的に証明することが可能です。
(関連記事:Webディレクターが転職でアピールできる資格)

ウェブスタッフ キャリアカウンセラーからの
ワンポイントアドバイス
「ウェブデザイン技能検定」の出題範囲はネットワーク技術の基礎知識やWebサイトの設計・運用、ユニバーサルデザインやインターネットに関する法令など幅広いことが特徴です。そのため、Webディレクターとして必要な知識を網羅的に学べるうえに、出題範囲をチェックするだけでもスキルの棚卸しに役立ちます。
Webディレクターになるにはスキルの棚卸しからはじめよう
フロントエンドエンジニアからWebディレクターを目指すには、学ばなければならないことが非常にたくさんあります。そのため、まずは今の自分にできること・できないことを把握することから始めるのが近道です。できないことは、実務を通して身につけていくようなキャリアプランを考えていくようにしましょう。
あなたのスキルを活かして次のステージへ

ウェブスタッフはIT・Web業界専門の転職エージェントとして、Webデザイナーのあなたのキャリアをサポートします。
Webディレクターを目指すためにどのようなキャリアを積んでいけばよいか、プロの意見を聞いてみたいという方はお気軽にご登録ください。
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- 2.Webディレクターになるには
- 2-1.Webディレクターになるための勉強法