フロントエンドエンジニアのキャリアパス

プログラマーになるための勉強法

フロントエンドエンジニアがプログラマーへ転身するためには、プログラミング言語のスキルとサーバーに関するスキルが必要です。これらのスキルを身に付けるには、どのように習得していけばよいのでしょうか。ここでは、フロントエンドエンジニアからプログラマーを目指すための学習法について紹介します。

a. 本を読んで学ぶ

Webの技術は年々進化するため、常に最新の情報を取り入れる必要性についてはフロントエンドエンジニアもプログラマーも変わりありません。特に、人工知能(AI)などの新しい技術が普及するにつれて、技術の進化も速くなる傾向にあります。そのため、書籍から学ぶ場合には、書籍の選定がその後の学習成果を左右するといっても過言ではありません。

書籍を選ぶ際には、新しい情報が載っているものか、古くてもプログラマーとしての地力を鍛えるのに役立つ良書を選ぶことが大切です。プログラミングの基礎を学ぶ際に役立つおすすめの書籍を紹介します。

Webを支える技術

出版社 技術評論社

この書籍は、2010年に出版された書籍ですが、HTTPやURL(URI)、HTMLといった今でも変わらないWeb技術の基礎についての知識整理に役立ちます。

「Webサービスの実践的な設計」をテーマとしており、望ましい設計でWebサービスを構築するための考え方が紹介されています。また、Web技術を支える各種仕様の歴史や設計思想についても学べるため、これからWebプログラマーを目指す人に非常におすすめできる一冊です。

CODE COMPLETE 第2版

出版社 日経BP

この書籍の初版は1993年とかなり古いですが、高品質なプログラミングのための作法を集大成した良書です。

著者はSWEBOK(ソフトウエアエンジニアリング知識体系)を主導したソフトウエア工学の第一人者としても知られています。彼が書いたこの書籍は、ソフトウエア開発の方法論を網羅した入門書として、非常に多くのプログラマーに読み継がれてきました。

第2版ではサンプルコードが新しいプログラミング言語で書き直され、トピックも追加されています。また、オブジェクト指向の考え方が反映されているため、より現代的でわかりやすくなっている点も評価できます。

b.  資格取得を目指して学ぶ

プログラマーとしての基礎を広く身につけるためには、資格取得を目指すことが役に立ちます。資格試験の出題範囲をチェックすることで、具体的に何について学べばよいのかがわかるため、効果的な学習が可能です。

プログラマーに関する資格には、特定のプログラミング言語に関するものやデータベースに関するものなど多数の資格があります。また、資格の種類も国家資格や特定のベンダーが認定している資格などさまざまで、資格によって難易度や資格保持者の市場価値も大きく異なります。

WEB STAFFキャリアカウンセラー

ウェブスタッフ キャリアカウンセラーからの
ワンポイントアドバイス

国家資格である「基本情報技術者試験」は、合格すればWebに限らずIT技術者の基礎力を備えていることを客観的に証明するのに効果的です。

どのような資格を取得するか迷った場合には、まずは「基本情報技術者」の取得を目指してみるとよいでしょう。

プログラマーになるには基礎とトレンドの両面から学習していこう

フロントエンドエンジニアからプログラマーになるためには、いつまでも変わらずに役立つ基礎力を身につけることと、新しい技術について学ぶことの両方が必要です。そのためには、効率的で質の良い学習と、常にアンテナを張って業界のトレンドを把握することが欠かせません。

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