フリーランス(個人事業主)として働くメリット・デメリット
収入に決まりがない
IT・Web業界でフリーランスとして仕事を請け負う場合、成果物に対して報酬が支払われることがほとんどです。そのため実力がある方の場合、会社員として働くよりも高い報酬を得ることができます。IT・Web業界では、自分の実力で大きな仕事を受け、高収入を得ている人も多くいます。
一方で、会社員として働くときに比べ請け負う仕事の単価が安定せず、あまり稼げないという人もいるのも事実です。フリーランスの場合は、その人のスキルに加え、営業力がないと収入が安定しません。
時間や勤務地を自由に選べる
サイト制作やシステム開発など、成果物を納品するタイプの業務委託の仕事の多くは、在宅で行うことができます。自分の時間に合わせて業務を進めることができるため、うまく時間を管理できれば子育てや介護との両立も可能です。また通勤が必要ないことで、通勤ラッシュに巻き込まれるといったストレスからも解放されます。自宅やカフェなど、気分によって働く場所を変えられるのも魅力です。
ただし、会社員と違い決まった休日がないため、かえって休みづらいという側面もあります。夜間や土日も働き、長時間労働になってしまうケースも珍しくありません。
在宅勤務・リモートワーク可能な求人
最近では正社員や契約社員でも在宅勤務が可能なお仕事が増えてきています。自宅やカフェなどオフィス以外で仕事ができる一部在宅勤務やリモートワークOKの正社員・契約社員のお仕事を集めました。
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制作業務以外も発生する
IT・Web業界のクリエイターの方がフリーランスで仕事をする場合、本来の制作とは異なる業務をしなければならない場面が出てきます。案件の獲得のための営業や経理、事務などの業務が代表的です。会社員であれば営業や経理、事務を専門とする社員がいるため、制作業務に集中できますが、フリーランスであれば制作はもちろん、経営に関わる業務全般を自分で担当しなければなりません。
自分の代わりの人材がいない
フリーランスでは、自分が働かなければ収入を得られません。病気などで一時的に働けない場合には、業務自体がストップしてしまい、依頼主に迷惑をかけてしまうことになります。自分のスケジュールの調整がつかず、せっかく依頼された案件を受けられないケースもあります。一度依頼主との信頼関係が崩れると、次回以降の案件をもらえなくなることもあるでしょう。
依頼主との信頼関係を築くためにも、スケジュールに余裕を持つようにしたり、何かあったときに紹介できる人を見つけたりしておくと安心です。
社会保障が少ない
フリーランスには労働基準法が適用されません。そのため有給休暇や育児休業など、会社員であれば当然受けられる社会保障が受けられないケースが多くあります。また、在宅で仕事をする場合、子どもが保育園に入りにくくなるなどのデメリットがあるのも事実です。