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IT業界の今後の動向は?トレンド技術の将来性と課題をカンタン解説!
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最近話題の「メタバース」。仮想空間上でさまざまな社会活動を行えるサービスとして、注目を集めています。
また、メタバース上での体験を実現する手段として、xRも注目されています。xRとは「x Reality」を略した言葉で、VR、AR、MR、SRの総称です。「x」は未知数を表しており、xRは「仮想世界と現実世界を融合し、新たな現実(Reality)を生み出す技術」全般を意味します。
現在はゲームやエンターテインメントの分野で多く利用されていますが、5Gが普及するにともない、今後さまざまな分野での活用が期待される技術です。
ここでは、VR、AR、MR、SRの内容と、今後成長が期待されるメタバース市場、xR市場の動向を解説します。
メタバースとは、「Meta(超)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた造語です。インターネット上の仮想空間でさまざまな社会活動を営めるサービスとして注目されています。
ユーザーはメタバース上で自身の分身であるアバターを用いて、ほかの人とコミュニケーションを取ったり、買い物したりすることができます。つまり、メタバースとは仮想空間そのものや、そこで生まれる他者との交流、仮想空間上でのサービスを指す言葉です。
メタバース上でよりリアルな体験をするために、VRが使われることがあります。たとえばMeta社のビジネス向けメタバース「Horizon Workrooms」では、VRゴーグルの「Oculus Quest」を利用することで、360°仮想空間でのコミュニケーションが可能です。
ただしVR環境がなくとも、メタバースは利用できます。「Horizon Workrooms」ではビデオ通話での会議参加が可能です。
VR(Virturl Reality)とは、仮想現実を意味する言葉です。VRゴーグル、VRメガネと呼ばれる専用デバイス(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、映像を見たり、音声を聞いたりすることで、仮想空間に没入した体験をすることができます。
VR元年と呼ばれた2016年ごろからVRは広く普及し始めました。エンターテインメント業界では、VRアトラクションを体験できるVR体験施設が一時期話題となったほか、VRゲームやVR動画配信、VR映画なども多くの人が利用しています。
今後は、ゲームやエンターテインメント分野以外にも、仕事のトレーニングや技術のシミュレーションなど、ビジネスの分野でも活用されていくでしょう。
AR(Augmented Reality)とは、拡張現実を意味する言葉。スマートフォンのカメラなどを用いて、現実空間に仮想データを表示させる技術です。
ARを使った誰もが知るサービスとしては、「ポケモGo」やカメラアプリ「SNOW」などが挙げられます。その他にも「IKEAカタログ」や「三菱冷蔵庫AR」では、AR技術を用いることで、室内に実際に配置できるかどうか確認することができ、正しいサイズの表示も可能にしています。
MR(Mixed Reality)とは、複合現実を意味する言葉で、ARやVRを発展させた技術です。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用し、現実世界に仮想の物体を3Dで表示することができます。代表例としてはMicrosoftのHoloLensが挙げられます。
これまで、ARやVRでは画面上に表示される仮想の物体を視聴するのみでしたが、MRでは位置情報を用いてユーザーが仮想物体に近づいたり、物体の周りを周回したりすることができます。また、仮想物体と現実物体を重ねて表示したり、同じMR空間を複数のユーザーで共有したりすることができると予測されています。
SR(Substitutional Reality)とは、代替現実の意味。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用し、現在の現実世界に「過去に撮影した現実の映像」を投影する技術です。ユーザーは、現実の物体と過去の物体が同時に存在するような空間を体験します。
まだ実験が進められている段階ですが、よりリアリティのある運転のシミュレーションなどに活用できると考えられています。
これまでのxR市場はゲーム業界での需要が圧倒的でした。しかし新型コロナウイルス感染拡大により対面でのコミュニケーションが制限される中、対面に近いコミュニケーション手段としてxRの技術に注目が集まっています。今後はバーチャルショッピングや360°のトラベル動画など、消費者として利用できる分野が拡大していくことでしょう。
特に、2021年10月に旧Facebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更し、メタバース市場に注力することを発表して以降、その動きは加速しています。今後メタバース市場が盛り上がるにつれ、VRなどの技術を使い、より没入感のある体験が求められることが増えることが見込まれます。
さらにメタバース以外でも、ビジネスでのxR技術の応用も広がる見込みです。たとえばARやMRを利用した遠隔地からの作業へのニーズも高まっています。xRを利用した遠隔地からの医療サービス、製造業における遠隔作業などが注目されており、さまざまな分野での活用が広がるでしょう。
メタバースとxR市場の拡大にともない、VR開発エンジニア、xRアプリケーションエンジニアといった、xRエンジニアの需要も増加しています。
VRやAR・MRの開発にはJava Script、C#、BluePrint、Ruby、GOなどの言語といったプログラミング言語が使われています。これまでエンジニアとして習得したプログラミング言語を活かし、xRエンジニアを目指すこともできるでしょう。
ただし、xRエンジニアとして活躍するためには、3DCGデザインのスキルを身につける必要があります。さらに、開発にはゲームエンジンであるUnreal EngineやUnityが使われているため、こういったツールを使いこなすスキルも必要です。
xRエンジニアを目指すのであれば、今から新たに3DCGデザインやゲームエンジンについて勉強し、スキルを磨くとよいでしょう。
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