Webエンジニアとして学ぶべき言語をもっと知りたい!
Webエンジニアとして活躍するには、フロントエンド・バックエンド・モバイルなど、幅広いスキルが求められます。ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
Webエンジニアが学ぶべき言語15選!今後ニーズが拡大するのは?
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現在、数多くあるJavaScriptのフレームワーク・ライブラリ群の中でも、Webサービスにおいて世界的に圧倒的な導入率を誇るのがReactです。日本でもReactの人気が高まってきています。Reactは、コーディングコストが少なく、開発規模が大きくなっても管理しやすいなど、これまでのフレームワーク・ライブラリとはまったく異なる特徴が注目されています。
また、ここ最近のフロントエンドエンジニア求人の応募資格においても、React経験者を求める企業が増えています。フロントエンド開発の主流になりつつあるReactは、同じく注目を集めるVue.jsとともに、フロントエンドエンジニアにとっては必要不可欠なスキルといえるでしょう。
そこで、これからReactの習得を目指すフロントエンドエンジニア・コーダーの方に、Reactの特徴やメリット、おすすめの勉強法を紹介します。
2022年1月に、株式会社ニジボックスのデベロップメント室室長であり、日本Node.jsユーザグループの代表も務められる古川陽介氏をお招きしたイベントの動画を公開中!
2022年のフロントエンド技術トレンドを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
参照:React.js
Reactとは、Facebook社が開発したWebサイト上のUIパーツを構築するためのJavaScriptライブラリです。React.jsやReact.JSと呼ばれることもあります。よくAngularJSやjQueryと比較されますが、React自体はフレームワークでなく、あくまでもUIを構築するだけのライブラリです。
現在は「Facebook」や「Instagram」はもちろん、「Yahoo!」「Airbnb」「Reddit」「Netflix」「Slack」「Uber」など、世界中で数多く採用されていて、最も勢いのあるライブラリといえます。オープンソースとしても公開されているので、常に改良が行われ、品質も保たれています。
最近は、Reactをベースに開発されたJavaScriptのフレームワークであるNext.jsの利用も増えています。Next.jsはReactと異なり、アプリケーションフレームワークとしてWebアプリの土台として利用が可能です。
(関連記事:Next.jsとはReactベースのフレームワーク!Nuxt.jsとの違いや特徴は?【入門編】)
Reactが急速に伸びている理由は、ほかでは真似できないReactならではの特徴が非常に優れているからだと考えられます。Reactの公式サイトに挙げられている3つの特徴は以下の通りです。
Reactは、UIの部品に対し「このような表示(見た目)になります」と宣言するように実装できるという特徴を持っています。これは、誰が見てもシンプルで理解しやすいソースコードの作成を可能にした成果であり、デバッグしやすいという利点も生まれました。また、データをどのように配置するかを定義しておくだけで、データの変更を検知し、自動的に表示を更新するといった点もRecatならではの特徴です。
コンポーネントとは構成要素を指す言葉です。Reactでは、部分ごとにコンポーネントを分けることで、カスタマイズしやすくなっています。AngularやjQueryでは、一部を変更する場合でも、全部を変更する必要がありました。しかし、Reactでは変えたい部分だけを変えることができるので、格段に改修や管理、再利用がしやすくなっています。また、大規模なJavaScriptコードも部品化させることで保守性を高め、既存のReactコンポーネントを再利用することで、開発工数を減らすことができます。
Reactは、開発の途中から利用されることを想定して作られています。そのため、新しい機能を追加する場合でも、既存のソースコードを書き換えることなく、開発ができます。どんなWebアプリにもすぐに導入できる手軽さも、大きな特徴のひとつです。
※2022年3月最新バージョンは17.0.2
フロントエンド開発にReactを使うことで、具体的にどんなメリットがあるのかについて解説します。
Reactには、仮想DOM(Virtual Document Object Model)というレンダリング機構が備わっています。仮装DOMとは、実際の DOM ではなく、React 内部に持っている DOM の情報です。Reactを使うと、この仮想 DOM と実際の HTML 上の DOM を比較したときに出てくる違いだけが、毎回 HTML 上に再適用されると考えてください。そのため画面全体が React で構成されていたとしても、必要な部分しか更新されないため非常に高速に動作します。
最近のWebやアプリ開発は、SPA(Single Page Application)がトレンドになりつつあるようです。SPAの良さは、ページすべてを毎回読み込む必要がなく、効率的かつ高速で動かすことができるという点が挙げられます。しかし、その反面、開発する際には、JavaScriptを多用しなければなりません。Reactであれば、Reactが持つ3つの特徴を活かして、SPAに必要な高速な動作速度を完全に再現できるので、非常に相性のいいライブラリといえます。
React Nativeは、ReactをiOS、Androidといったスマホのアプリの開発に使えるようにしたものです。これまでスマホアプリの開発は、iPhoneアプリならSwiftかObjective-C、AndroidアプリならKotlinかJavaなど、異なる言語でプログラミングしていました。しかし、React Nativeは、iOS/AndroidのJavaScriptエンジンを使い、一度書いたコードを大きく変更することなく、iOSでもAndroidでも使えます。
Reactは、世界中で使われているため、Reactのライブラリを使ってUIをコンポート化するようになってきています。あらかじめButton や Form などの UI パーツを React コンポーネントとして扱えるようにして、セット化したものが多くあります。これらを使えば、今風の洗練された画面を作ることができるでしょう。
代表的なもの
Material-UI
React-toolbox
Rebass
これから使ってみたいと考えている方も多いReactは、他のライブラリと比較しても非常にシンプルな設計のため、導入が容易です。もちろん、ある程度のプログラミングとJavaScriptの知識は必要ではありますが、初心者でも使いやすいことも人気の理由ではないでしょうか。
まずは、公式サイトは必読といえます。ここにある情報が、どこよりも最新であり正確です。Reactの公式チュートリアルは、丁寧に読みやすく書かれているので、一度は目を通しておくべきでしょう。
さくっと短期間ですぐに実践に使いたいというのであれば、「Udemy」「Progate」などのオンラインで学べる講座や、ITスクールのセミナーなどを受講すると良いでしょう。
基本的な部分を一通り知りたいのであれば、Reactの書籍を読むのもおすすめです。手元に一冊あると読みたいときにすぐに確認できますね。
フロントエンドエンジニアが抱える多くの悩みを解決してくれるのがReact。Reactは、現在の多種多様なWebサービスに最も適したライブラリです。
既存のソースコードを書き換えることなく、どんなWebアプリにおいても手軽に導入できます。また、改修・管理がしやすく、作業効率を大幅にアップできるというメリットもあります。Facebook社も活発に開発を続け、日々更新を行っています。こうした品質の良さ、そして開発の速さからしても、今後ますます需要が高まっていくのは間違いないでしょう。
さまざまなフレームワーク・ライブラリがある中で、フロントエンドエンジニアとしての将来性を考えるのであれば、まずはReactの習得を目指しましょう。
(関連記事:初めてでもわかる!Node.jsの特徴やできることとは?)
(関連記事:フロントエンドエンジニアにおすすめのツールまとめ)
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