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「教えて先輩」では、悩んだり、迷ったりしながら、仕事を続けてきた先輩たちのおすすめの本や動画、ツールをご紹介!
今回は、株式会社エムハンドの取締役・アートディレクターの岩松さんがおすすめする本です。「デザイナーにもを説得力が求められている」と言う岩松さん。思考力を通じて説得力が身につく本をご紹介くださいました。
今回の先輩は株式会社エムハンドの取締役・アートディレクターの岩松さん。会社経営はもちろん、今でもデザインのチェックバックを行うなど、現場での業務や後輩育成にも力を入れています。
そんな岩松さんが大切にされているのが、問題意識の共有や、相手を説得する力です。そこで紹介していただいた1冊が「思考力の地図」。思考力とは、自分なりのものを生み出す能力です。
著者は「思考力が足りないと痛い人になっている場合がある」と言います。思考力が上がれば、仕事でも自分の個性が発揮でき、さまざまな視点で物事が見えるようになり、人生の自由度が上がるそうですよ。
株式会社エムハンド
取締役・アートディレクター
経歴
2018年入社。情報設計からビジュアルメイキングまで幅広い業務をこなし、品質管理&考えるデザインを実践する人/Webデザインリンク「MARP」運営。
デジタル領域に関わる企業のコンサルティングから制作までをサポート。クリエイティブだけでなく、働きやすさやナレッジマネジメントにおいても業界内で高い評価を受けている会社です。
https://www.m-hand.co.jp/
著者は「伝わっているだろうは幻想」だと言います。それは、人によって解釈が違うためです。
例えば「ECサイトのPV数が5万だった」というのは事実です。しかしAさんは「以前に比べて伸びている」と思い、Bさんは「競合に比べると悪い」と思い、Cさんは「売りたかった商品が以前に比べて売れるようになった」と思うかもしれません。事実は一つでも、人の数だけ解釈があるのです。
目的が違えば、サイトのデザインや施策も異なるでしょう。依頼者も受け手も「伝わっているだろう」と思わずに、問題や目的の認識を共有しておくことが大切です。
同じ正論でも、Aさんから言われると理解できるけど、Bさんからは聞きたくないと思うことも…。著者は「感情は、論理以上に大事になる場合がある」と説きます。しかし、論理と感情は相反する世界です。
※書籍紹介(P94)の図表を参考に作成
論理と感情それぞれの利点を生かして、使いこなすことが必要です。
計画を立てるときや、意思決定するときは論理の世界の価値観が重要。それを実行に移すために、人を動かしたり、説明したりするときは、感情を重視した姿勢が大切です。
取締役・アートディレクター
岩松 翔太 氏
難しいことをわかりやすく解説してくれています。地図として思考にどんな要素があるか整理しておくと、あらゆる場面で役立ちます。
問題意識を共有して依頼者と一緒にその解決を目指すための「説得力」がデザイナーに求められています。そんな、目指すべき場所を明確にしてくれる、前提づくりの思考を広げてくれる本です。
岩松さんはTwitterでデザインのチェックバックを公開されています!
単なる修正指示ではなく、非仮説思考に言及するなど、どういう考え方で何をよくしたいのかを学ぶことができ、おすすめです。
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