Catch on to a trend
フレームワークはプログラミングを効率化するうえで必須です。ただ、ひとくちにフレームワークといってもその種類はたくさんあり、機能やできることも変わってきます。そこで、ここではフレームワークのなかでも代表的な人気のものを厳選して紹介していきます。
AngularJSはGoogleが主導で開発を行っているJavaScriptフレームワークです。
JavaScriptのみならず、Webアプリケーション業界ではもっとも使われているフレームワークといっても過言ではありません。
無償で利用することができるため初心者でも使いやすく、Webアプリケーションの作成であればAngularJSさえあれば、とりあえずは事足りてしまいます。AngularJSは2009年に初版が出されバージョン2までが存在していますが、幅広い導入実績と動作実績があるのは旧バージョンであり、いまだにAngularJSの人気が根強いです。
フレームワークの基本的なメリットである記述すべきコードの省略が大幅にできるため、大規模なWebアプリケーションの開発でも高速で行うことができます。その機能性からさまざまな場面で用いられるAngularJSですが、システム管理系のアプリケーションを作る際に非常に重宝するフレームワークです。
数あるJavaのフレームワークのなかでも頻繁に使われているのがSpring Frameworkです。
Javaのフレームワークは他のプログラム言語と違い、フルスタックなものがほぼありません。そのため、機能や場面によってその都度使用するフレームワークを変えていかなければならないという点で難しさがあります。
しかし、Spring Frameworkでは、どのようなWebアプリケーションであっても必ずといっていいほど実装する機能であるデータベースへのアクセスやトランザクション処理などがパッケージ化されているのです。そのため、Javaフレームワークの入門としてはとても使い勝手が良いでしょう。
特徴としては大きく分けて2つ、DI(Dependency Injection)とAOP(Aspect Oriented Programming)があります。
DIというのは日本語で『依存性の注入』と訳され、修正や変更などを簡単にしてくれるものです。従来までは修正や変更に対応するだけで膨大な時間がかかっていましたが、DIの導入によって開発がかなり楽になりました。
一方、AOPは『アスペクト指向プログラミング』と訳されます。これは本質的な処理と共通化可能な処理を分けて記述することでプログラムの分かりやすさとバグなどの原因特定に大きく寄与してくれるものです。
BootstrapはTwitter社が開発したフロントエンドのフレームワークです。
CSSやJavaScriptなどを記述する際に頻繁に用いられているフレームワークであり、決まったルールの下でコーディングをしていくことができるため統一性に優れています。
個人でCSSを1から記述していく際にはCSSの自由度を活かして独自のルールで記述していくのもいいです。
しかし、組織やチームで開発を行っている場合にはある一定のルールの下で統一性を持たせておかないとメンテナンスの際にかなり不便です。
Bootstrapを使えばWebサイトやアプリケーションの基本的なデザインを整えるためのパーツが豊富に用意されているため、素早いコーディングが可能になります。さらには複雑なアニメーションや動的なページの作成もJavaScriptやJQueryを読み込むことで手軽に作ることが可能です。
Webアプリケーション系のフレームワークに関心のある人であれば一度は耳にするというほどポピュラーなのがRuby on Railsです。
RubyにはMerbやSinatraなどのフレームワークも存在していますが、実際に使用されているもののほとんどはRuby on Railsになります。
大企業からベンチャー企業まで幅広い企業での導入実績があり、Ruby学習を始めたばかりの人は、まずここから押さえるべきといわれているほどRuby on Railsひとつでさまざまなことができます。
Webアプリケーションの作成はもちろんのこと、オンラインゲームやスマホアプリの開発などにも利用されています。Ruby on Railsが人気の理由としては、『Rubyライブラリが豊富であること』や『プロトタイプの製作スピードが早いこと』などが挙げられます。
このほかにも基本的かつ応用範囲が広いため、初めに学ぶのには最適なフレームワークであるというのも人気の理由のひとつでしょう。
さまざまなフレームワークの概要を見てきました。ここで紹介したフレームワークはいずれも汎用性が高く導入実績も豊富なものばかりです。
これから本格的に学んで使っていきたいと思っているのであれば、ぜひここで紹介した内容を参考にプログラム言語学習に役立ててください。
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