Work guide
近年の急激なインターネットやECサイトの普及により、多くの人がWebサービスを利用するようになりました。それにともない、フロントエンドエンジニアには、昔以上にユーザーが使いやすいUIを構築するスキルが求められています。そのようなUI構築に役立つのがJavaScriptのフレームワーク・ライブラリです。
最近では多くの企業で、便利な機能が備わったフレームワーク・ライブラリを利用して、効率的にWeb制作が進められています。あなたが今後もフロントエンドエンジニアとして活躍したいのであれば、こうした最新のフレームワーク・ライブラリの習得は必須といえるでしょう。
そこで今回は、フロントエンドエンジニアがこれから勉強するのにおすすめのフレームワーク・ライブラリを5つご紹介します。
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内容:
第一部 基調講演「技術の先の見通し方」
1:技術を点ではなく線でとらえる
2:何過去を知る~ページからパーツへ コンポーネント駆動開発の必然性
3:今を知る~キャズムの壁を超えている「React」「TypeScript」「Next.js」
4:未来を見通す~Create Application
5:それでも気になる、今注目の技術
第二部 ぶっちゃけパネルトーク
1:技術の話
2:ここだけの話
3:入社前後のよもやま話
フレームワークとは、一般的に「枠組み」や「骨組み」を意味しています。Web開発におけるフレームワークという言葉は、「Webアプリケーションフレームワーク」を指すものです。
アプリケーション開発において、使用される機能を共通のパッケージにすることで、開発にかかる時間を短縮させる役割があります。また、フレームワークに沿って開発を進めることで品質を均一化できるだけではなく、開発者以外のエンジニアにもメンテナンスできるようにする効果もあるのです。
実際にWeb開発の現場においては、一からコードを書き込むということはほとんどありません。フレームワークやライブラリを参照したり、組み合わせたりする作業が一般的になっています。
フレームワークを利用することで作業効率と開発速度をアップさせるためにも、しっかりと理解を深めておくことが重要です。習得すると便利なフレームワークについて、基本を押さえておくと良いでしょう。
多くのフレームワークやライブラリが存在する中で、どのようなものが人気なのでしょうか。
現在、ウェブスタッフの公開求人によると、フロントエンドエンジニアの応募資格に含まれるフレームワークやライブラリは、Reactが最も多く44.3%、続いてVue.js 52.2%、Vue.js 41.6%、jQuery 15.0%、Nuxt.js 10.6%、Next.js 5.3%となっています。
数年前と比べるとjQueryの比率が大きく下がっている状況です。またNuxt.jsやNext.jsのスキルを求める企業はまだ少ないものの、今後増えていくことが予測されます。
フロントエンドエンジニアの応募資格にある経験スキル
※2022/07/20現在 ウェブスタッフのフロントエンドエンジニア公開求人より
参照:React.js
Facebook社が開発しているWebサイト上のUIパーツを構築するためのJavaScriptライブラリです。HTMLへのアクセスに特化しており、HTMLのように記述することができます。
Reactをマスターしてしまえば、既存のソースコードを書き換えることなく、どんなWebアプリにおいても導入できる手軽さも特徴のひとつです。現在、急速に需要が伸びています。
参照:Vue.js
「Vue.js」は、Google社が開発した「AngularJS」の良いところだけを残して、軽量化をしたフレームワークです。2014年にEvan You氏によって公開されました。製作者であるEvan You氏はAngularJSの開発にも携わっており、AngularJSから好ましい機能を抜き出してVue.jsを作成したといわれています。
MVVMと呼ばれるパターンを採用しており、ファイルサイズが小さく、速度や柔軟性があるため、とても人気のあるフレームワークです。
シンプルな構造になっているため学習コストが低く、すぐに開発に使用することができるというメリットがあります。
参照:Next.js
Next.jsはReactをベースに開発されたフレームワークです。Reactと異なり、SSR(サーバーサイドレンダリング)が可能であり、SEO上のクローリング対策やページスピードの向上などのメリットがあります。
近年、世界中の多くの大手企業でも導入されており、今後フロントエンドエンジニアとして活躍するならば、押さえておきたいフレームワークのひとつです。
(関連記事:Next.jsとはReactベースのフレームワーク!)
参照:Nuxt.js
Nuxt.jsはVue.jsをベースに開発されたフレームワーク。ReactベースのフレームワークであるNext.js同様、SSR(サーバーサイドレンダリング)が可能です。
開発効率の良さから、近年多くの企業がNuxt.jsを導入しています。たとえば「東京都コロナ感染症対策」のような公的機関のサービスにも使われており、話題となりました。
参照:jQuery
初心者にも使いやすいライブラリで、React.jsと同様にアニメーションなどの実装を容易にします。一時期はWeb制作の現場で多くの企業がjQueryを利用していました。
しかし、多くの機能が追加されたことで、動作が遅くなり、jQuery離れが進んでいます。
しかしながら、まだまだjQueryを利用している企業が多いことも事実。転職する際に、jQueryを使えることは非常に有利となります。
(関連記事:jQueryとは終わった技術なのか?代わりに学ぶべきJavaScriptのフレームワークとは?)
JavaScriptによるWeb開発を行ううえで、フレームワークの習得は大きな意味を持ちます。コードを一から書き出すよりも、フレームワークに沿って開発を進めるほうが、作業量や開発期間の面で負担を軽減できるためです。
コストダウンだけではなく、メンテナンスが容易になるなど、ほかのメリットも見逃せません。フロントエンドエンジニアとして活躍するためにも、ぜひフレームワークの習得を進めていきましょう。
(関連記事:初めてでもわかる!Node.jsの特徴やできることとは?)
(関連記事:Sassの特徴とは?利用のメリットと使い方)
(関連記事:フロントエンドエンジニアにおすすめのツールまとめ)
(関連記事:作業を効率良く!フロントエンドエンジニアにおすすめエディタ4選)
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