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アジャイル開発とは?使いこなすメリットとデメリットを解説!

2018.07.27

開発期間の短縮には大いに貢献できる!

システムやソフトウェアを開発するにあたり、「開発期間を短縮できないか」と思うことはありませんか。
開発期間が長引くことに頭を悩まされている人は、これから紹介する「アジャイル開発」を知っておいて損はありません。それでは、アジャイル開発とはどういったものなのかを見ていきましょう。

アジャイル開発ってどういうもの?

アジャイル(agile)とは英語で「素早い」「敏しょうな」「頭の回転が速い」という意味の形容詞です。
Web関連の専門用語となっているアジャイル開発とは、システムやソフトウェアなどのプロジェクトを開発する手法の一つとして2000年以降にアメリカで生まれた考え方です。

それ以前のソフトウェア開発の手段としては、はじめに全体の計画や機能設計を行い、計画に沿って開発を進めていくウォーターフォール開発が基本でした。ウォーターフォール開発では大きな枠組みから始まり、徐々に細部に近づく手法をとります。

しかし、アジャイル開発では小さな単位で計画やテスト、実装などを繰り返して行うのが特徴です。

アジャイル開発のメリットとは?

アジャイル開発はその言葉通り、素早く開発を行えるのが最大のメリットの一つです。

例えば、小さな単位で開発しているため、どこか不具合が発覚したときにも戻る工数が少なくその分時間を節約できます。開発にかかる時間が短くなれば自然と開発コストも抑えられるため、アジャイル開発は多くの企業にとって魅力的な方法です。
逆に、ウォーターフォール開発では1ヶ所で問題が起こると問題が発生した箇所によっては、かなり前の工程まで戻らなければならず、時間もコストも大きくなる可能性があります。

計画段階で確認しながら開発を進められることもアジャイル開発の特徴です。
アジャイル開発では初めに細かい計画を立てないため、仕様変更や追加をしたい場合にすぐ対応できる点がメリットといえます。プロジェクト管理ツールを使えば進捗状況を共有できるため、開発中にユーザーからの指摘や感想をもらいながら作業を進めていくことも可能です。

アジャイル開発にはこのような特徴があることから、アプリ開発に特に適している方法だといえます。

アジャイル開発のデメリットって?

アジャイル開発にはたくさんのメリットがありますが、知っておきたいデメリットも存在します。アジャイル開発は小さな単位から作業を進めていくため、開発中に全体像が見えにくく開発の方向性がブレやすいというデメリットがあります。

特に、その都度ユーザーの意見に耳を傾けていると、当初の計画からズレていきやすいので注意が必要です。細部を見ていくと完成度は高いものの、全体で見ると何をしたいのか分かりづらいものにならないように気をつける必要があります。

また、アジャイル開発では作業の進捗具合を把握しにくいという点もデメリットです。通常アジャイル開発を行う場合、いくつものチームに分かれてそれぞれが独立して割り当てられた部分の作業を担当していきます。そのため、別のチームがどのくらい開発が進んでいるのか不明瞭で開発自体の全体像をとらえにくいという点はデメリットです。
チーム同士で連携を強めていかないと結果的に納期までに完成できなくなるというリスクもあることに留意しておいてください。



アジャイル開発の手法って何?

アジャイル開発には主に3つの手法があります。

1つ目は「スクラム」と呼ばれる方法で、ラグビーのスクラムから来ています。名前が表すように、スクラムではチーム同士の連携を重視するやり方です。スクラムにはスクラムコーチという、チーム全体を把握して的確な指示を出す存在が必要不可欠となります。

2つ目のアジャイル開発の方法にはXP(エクストリーム・プログラミング)があります。この方法は事前の計画を重要視するのではなく、その都度柔軟に変更を加えて開発を進めていくやり方です。どちらかというとプログラマが中心となって開発する手法といえます。
XPでは「コミュニケーション」「シンプルさ」「フィードバック」「勇気」の4つに価値を置いています。また、「スピーディーなフィードバック」「シンプルさの採用」「インクリメンタルな変更」「変化の取り込み」「質の高い作業」の5つが基本原則となっています。

3つ目のFDD(ユーザー機能駆動開発)は、高いユーザー機能の実装を重視して開発を進めていく手法です。
FDDはユーザーの機能価値(feature)を軸に展開していき、開発したものをベストな間隔で提供していきます。

システムやソフトウェアなどを開発するときは、それぞれのプロジェクトごとにさまざまなやり方で作業を進めていくことでしょう。しかし、少しでも開発期間を短くしたかったり、ユーザーの意見を反映したものを作りたかったりするのなら、アジャイル開発を取り入れることがおすすめです。

開発方法としてはアジャイル開発のほかにもやり方がありますが、プロジェクトによってはアジャイル開発を採用することで効率良く作業を進めていくことができます。
アジャイル開発ではチームの団結力が強くなり、仲間意識も芽生えやすいメリットも魅力です。楽しく効率的に仕事を進めていくためにも、ぜひアジャイル開発の手法を適切に取り入れてみてください。



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