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論理思考の鍛え方~イチ押し本『ビジネスと経営のためのロジカルシンキングとしての弁証法・認識論』

2021.07.29

なぜ?どうやって?論理思考の鍛え方

業務において物事を整理・分析して論理的に考える力が重要。それは理解していても、実際に習得するのは工夫が必要です。

そこで、見えないからこそ難しい、ロジカルシンキング(論理思考)の鍛え方を知れる1冊を超要約でご紹介します。日々の業務の中から出来ることを試してみてくださいね。

Web業界で長く活躍するためにロジカルシンキングを鍛えよう

「Web業界での経験年数が増えてきたけど、ずっとこの業界で成果を上げ続けられるかな。体力も記憶力も下り坂だろうし…。」と将来が不安になることもありますよね。

著者は「40代あたりから、記憶力が急に鈍ります。その代わり、ロジカルシンキングの能力が飛躍的にアップします。」と言います。ただし、若い頃からロジカルシンキングを鍛えていたら、の話。何も鍛えていなければ、新しい時代の考え方が理解できず、記憶力は若い人に劣り、活躍の場が減ってしまうこともあります。

Web業界で長く活躍するためにも、ロジカルシンキングを鍛えておくことは重要です。

制作現場で意識したい、4つのことを本から抜粋してお伝えします。

ポイント1.説明するときに考えておきたい3つの言葉

プレゼンテーションや会議だけでなく、Web制作の現場でも、誰かに何かを説明する場面は多いはず。「一言で言えばコレ」という、論理のピラミッドの頂点を答えられるかどうかが、論理立てて考えているかの指標の1つです。逆に「このプロジェクトは一言で説明できるけど、イメージが共有できない」ときは、「例えば」「具体的には」に続くことを考えます。これは論理のピラミッドの階層を下ることです。

相手の説明が分かりづらい場合、「一言で言えば?」「例えば?」「具体的には?」の3つの言葉を質問して、お互いの認識を合わせるといいですね。

ポイント2.相手・時・場合によって正解が違う、指示の出し方

指示を出す場合、明確な作業ルールが決まっているときや、相手が新人の場合は、すぐに手を動かせるよう、「細かい具体的な指示」が必要です。しかし、さまざまなアイデアを出してほしい場合は、方向性の指示だけにとどめて、「ざっくりした抽象的な指示」にします。

著者は「どのくらい具体的に、または抽象的に指示するかは、時と場合、相手によっても正解が異なる」と考えています。

指示することと、ロジカルシンキングは関係あるの?と思うかもしれませんが、論理ピラミッドの上は抽象度が高く、下は具体的になっています。毎回正解が違うからこそ、論理ピラミッドを意識して、指示の出しましょう。

指示の出し方

ポイント3.レベルが近い人とのディスカッションが効果的

ロジカルシンキングは目に見えないスキル。鍛える方法として、知識もロジカルシンキングの能力も、自分とレベルが近い人とするディスカッションが効果的です。実力がはるかに上の人とのディスカッションは、指摘し合うのではなく、ただ教わるだけになります。それでは、白熱した議論になりません。

「論点が違う」「もっと検討すべきことがある」などと指摘されながら議論して、恥ずかしい思いをしながら、思考プロセスを変えていくのです。

ポイント4.量の積み重ねで、初心者レベルから達人レベルへ

Web制作で、年に1回しか更新しないページは慣れていない分、作業前の確認に時間がかかったり、予期せぬミスをしてしまうことがあります。しかし、毎日更新するページでは、より効率的な方法を見つけたり、ミスをしづらいチェック術を見つけるなど、更新の質が上がることも。

どんなスキルも、質的な変化には、量の積み重ねが必須。さらに、著者は「ロジカルシンキングのスキルも、初心者レベルから、達人レベルまでワザの違いがある」と書いています。まずは、日々の業務の説明や指示の出し方、ディスカッションなどを意識して、ロジカル思考を鍛えていくといいですね。

相手をよく知るためのロジカルシンキング

Web制作の現場でなぜロジカルシンキングが必要なのでしょうか?それは、相手との前向きな議論のために欠かせないスキルだからです。

例えば「他部署の人と対立しがち…」という声を聞くことがあります。また、上司や社長に「イエスマンはいらない。意見を言ってほしい」と言われ、勇気を出して意見したら「そういうことじゃない」と言われた、なんて話も。そんなときは、ぜひこの本を参考に、次回からそうならないようにしてみてくださいね。

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