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ITやWeb業界は市場規模が拡大し続けており、常に注目を集める業種です。ただ、実際の就職状況や求人の実態を正確に把握している人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、IT/Web業界における求人倍率を中心にその実態を見ていきます。
一人あたり何社の企業が求人募集をしているかを示す有効求人倍率は右肩上がりに増えています。
リーマンショック後の2009年以降、有効求人倍率は徐々に回復し、2017年4月の有効求人倍率はバブル期に記録した1.46倍を超えました。
さらに、同時期の完全失業率は2.8%と低く、現在の就職状況は全体的に見て完全な売り手市場といえます。有効求人倍率が右肩上がりに増えているこの状況は今後も続くと考えられており、2018年1月現在の有効求人倍率をみてみると1.59倍というかなりの高水準で推移しています。
全体的にも高い水準ではありますが、このなかでもひときわ高いのが専門的・技術的職業の有効求人倍率です。
専門的・技術的職業というのは工業製品などの開発技術者や情報処理・通信技術者、医療関係者などのような専門職のことをいいます。いずれも高い数値を記録していますが、情報処理・通信技術者だけに絞ってみた場合、2.77倍という数字です。
これは全体の1.59倍と比較しても分かるように、かなりの人手不足状況といえます。
IT/Web業界の人手不足は今に始まったことではなく、ITバブルが過ぎ去って以降は常に深刻な状況が続いています。
参照:【厚生労働省】職業別一般職業紹介状況
それでは、なぜIT/Web業界の人材が不足しているのでしょうか。
これにもいろいろな理由が考えられますが、以下の3つが主な理由だと考えられています。
・自主的に業務で求められる以上のスキルを勉強する人が少ない
・求職者の能力と企業側が求める能力にギャップがある
・そもそもシステム開発案件が増えた
これはIT/Web業界だけに限らず専門職すべてにいえることですが、その仕事が余程好きか大きな情熱を持っていない限り自主的なスキルアップを目指そうとする人が少ない傾向にあります。
例えば、プログラマやシステム開発系の職種に就いている人は、その段階である程度の専門的スキルを身に着けていることが多い傾向です。
そのため、多くの人は現状に満足をして目の前の仕事をとにかくこなしていくことに必死である傾向があります。
2つの理由としては、企業が求めるレベルが高すぎるという点も挙げられます。
システム開発やWeb関連のインフラ整備にはある程度の時間がかかるため、一から社員のスキルを育成していこうと考える企業は少ない傾向にあります。実際にIT系専門職の求人を見てみると分かりますが、実務経験を優遇する求人が目立ちます。
これが原因となり、未経験者の応募が極端に減ってしまったというのも大きな理由です。即戦力が求められているこの業界では、企業側が長年にわたって経験者優遇の方針を取り続けたため、IT/Web業界での就職に関して未経験者は難しいというイメージが根付いてしまいました。
3つ目の理由としては、そもそもの需要拡大があります。
マイナンバー制度が導入されたこともそうですが、ネットバンキングなどをはじめとするインターネット技術を利用した便利なサービスが次々に開発されています。
この流れの中ではどうしてもシステム開発やインフラ整備を行う専門の技術者が必要になります。
業界全体として売り手市場であるというのも大きな理由のひとつではありますが、IT/Web業界では豊富なスキルが求められるというのも大きな理由です。
IT系の職業というとプログラミングなどの専門知識だけが重要だと思われる場合も少なくありません。しかし、ITやWebの現場で使われるスキルというのはかなり幅広いのです。例えば、コミュニケーションスキルやカスタマースキルなどがその典型例です。
黙々と一人で作業をしているイメージを持たれがちなIT/Web専門職も、ある程度の規模のプロジェクトになればチームで動くことが多い傾向です。
さらに、そのプロジェクトがその企業の事業全般に関連するものであれば、あらゆる部門の人たちとの意思疎通も不可欠です。
また、多くのIT/Web関連企業では一般消費者をターゲットに商品開発を行っています。
もちろん、社内での立ち位置にもよりますが、お客さんとのやり取りが適切にできるカスタマースキルも重宝されます。
このほかにも、管理職レベルであればコンプライアンスやビジネスインテリジェンスに関する能力も重要です。
プログラミング技術やネットワーク関連の専門知識、CMSを扱える能力などはもちろん重要なスキルであることは言うまでもありません。しかし、このような一般スキルも重視されていることを知っておきましょう。
これらのスキルは今までIT/Web業界で働いたことがない人でも持っている人は多いと思いますので、転職をする場合にはアピールの仕方次第で成功しやすくなります。
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業界全体が売り手市場であることや豊富なスキルが求められていることから、転職向きの業種であることに間違いはありません。
しかし、有効求人倍率が高いのと同時に、競争倍率も高い傾向にあります。
これは企業が募集する1社あたりの求人枠が狭いことなどが大きな理由で、入りたいと思った会社に必ず入れるとは限りません。
競争倍率が高い中でも希望する会社に入り、ライバルよりも有利に転職活動を進めたいのであれば、転職活動に関する対策は万全にしておきましょう。
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