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転職活動の準備~入社まで

転職市場の動向を知りたい!今後の動きと対策は?

2018.09.28

転職の需要があるのは確か!

「現状に満足していない」「キャリアアップを目指したい」など、人それぞれに理由はありますが、転職を考える人は多くいます。ただ、実際に転職活動を始めるとなると不安もたくさんあるでしょう。
そこで、今回は転職市場の現状と今後の動向を分かりやすく解説していきます。

転職市場の求人数は多いのか

転職を考えている人がもっとも気になることのひとつに、「転職しやすいタイミングなのかどうか」ということがあります。転職をするのであれば、転職しやすいタイミングにしたほうが当然良いですし、良い転職先が見つかりやすくなりますよね。

転職しやすいタイミングというのを言い換えれば、求人数が多いタイミングということになります。求人数の多さを測る指標として便利なものに有効求人倍率という指標があります。

これは「1人当たり何社の求人が出されているか」ということを意味する指標です。基本的に有効求人倍率は景気の動向に比例するのが一般的です。景気が良くなれば有効求人倍率は上がり、景気が悪くなると有効求人倍率も下がるという仕組みですね。この点から考えてみると、全体的な景気の動向をあらわす景気動向指数は2014年時点で111.1とリーマンショック前の水準に戻っています。ここから日本の景気自体は大幅な回復基調にあるといえるでしょう。

一方、これと連動する有効求人倍率も見てみると、2014年時点で1.08倍です。これは求職者1人に対して1.08社の求人があることを意味しています。また、有効求人倍率は近年上昇しており、2018年8月時点で1.62倍となっています。以上のことからいえるのは、景気も求人数も高い水準にあるということです。リーマンショックの影響で日本経済も大打撃を受け、多くの人が職を失いました。
当時と比較した場合はもちろんのこと、これ以前と比較しても景気は大幅に回復しており、転職もしやすい環境にあるといえそうです。

ミドルを対象とした求人動向は増加する?

有効求人倍率も景気も良いから転職しやすいといって、どんな人でも転職しやすいという状況が当てはまるのかというとそれは違います。
現在の転職市場の特徴として顕著なのが、即戦力を求めているという点です。

リーマンショック前も有効求人倍率は高めで推移しており、当時の企業はとにかく人手が足りないから人が欲しいという状況でした。2014年以降も有効求人倍率は上がり続けていますが、とにかく人が欲しいという状況だった以前と比べると現状は大きく異なります。

以前までは外資系企業の特徴であった成果主義が日本にも根付いてきたことにより、「プレイングマネージャー」と呼ばれる中間管理職を多く求めだしました。
プレイングマネージャーというのは自ら率先して動き利益獲得に貢献しながらも、活躍できる人材の育成や指導を行うことのできる人材のことです。2017年4月の有効求人倍率は1.48倍という数字を記録し、バブル期の1.46倍を上回ったことでも話題になりました。2019年もこの動向は続くと予想されており、特に若手が人材不足の今、ミドル人材の転職市場が大きな売り手市場になると予想されています。

その理由としては、すでに解説したプレイングマネージャー層を求める動きを中心として、若手の人材不足や新規事業の立ち上げや既存事業の拡大の際に豊富な実務経験を備えている人材が欲しいという企業のニーズが大きいようです。

今までの経験や人材管理能力を持っている人にとって、これからの転職市場はかなり有利な戦い方ができるでしょう。

動向だけをあてにしないことが重要

これからも求人数は右肩上がりに推移していくと予想されてはいるものの、何の対策もせずに転職に臨むのはリスクが大きすぎます。

良いタイミングで確実にチャンスをつかむためにも、面接対策はしっかりと行っておくことが大切です。
今まで経験が豊富なミドル層であったとしても、面接当日は差が付きやすいので、できる限り万全な対策をしておくと転職は成功しやすくなります。

転職の際に面接官が見ているポイントとして主なものに、専門性や人柄、主体性、適応力などが挙げられます。

今までの経験を話す際には、しっかりと専門性を強調しながら自分の人柄をしっかりと伝えられるような話し方をしましょう。また、ミドル層の転職でよく見られるのがマネジメント能力や柔軟性です。

即戦力としてのマネジメント能力が見られるというのはもちろんですが、今までいた組織での慣習や考え方を持ち込むのではなく、新しい環境に柔軟に対応できる人材を求めている会社が多い傾向です。
このほかにも、面接の基本である応募先企業の基本情報や受け答えに関する言葉づかいには、当然気を配るようにしましょう。



ここまで見てきたように、求人数は上昇傾向にあります。誰でも転職できる市場というわけではありませんが、企業が抱える人手不足問題は深刻です。

特にITやWeb業界での技術者は相当な人材不足であるといわれています。専門的な仕事をしてきた人や管理職の経験がある人は臆することなく転職にチャレンジしましょう。
転職市場の動向を正確に把握することも重要です。しっかりとした対策をして転職を成功させたいですね。

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