フロントエンドエンジニアとJavaScriptエンジニアは違うの?
JavaScriptを使った開発業務を行うエンジニをJavaScriptエンジニアと呼ぶことがあります。フロントエンド開発以外の業務を担うこともあります。
JavaScriptエンジニアに必要なスキルとは?年収アップを目指すには?
Work guide
フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptを使って、Webサイトやサービスを実装する仕事です。ここでは、フロントエンドエンジニアの仕事内容ややりがい、将来性、キャリアパス、年収相場や勉強しておきたい知識・スキルについて解説します。
長くフロントエンドエンジニアとして働いていくために勉強しておきたいこともチェックしてみてください。
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内容:
第一部 基調講演「技術の先の見通し方」
1:技術を点ではなく線でとらえる
2:何過去を知る~ページからパーツへ コンポーネント駆動開発の必然性
3:今を知る~キャズムの壁を超えている「React」「TypeScript」「Next.js」
4:未来を見通す~Create Application
5:それでも気になる、今注目の技術
第二部 ぶっちゃけパネルトーク
1:技術の話
2:ここだけの話
3:入社前後のよもやま話
フロントエンドとはクライアント側、Webブラウザ側で作動する部分のことを指します。フロントエンドエンジニアは、Webアプリケーションなどでユーザーが画面越しに触れる部分、つまりフロントエンドの設計や構築を行う職種です。
フロントエンドエンジニアはデザイナーが設計したデザインを元にHTML、CSS、JavaScriptを駆使して、ブラウザに表示できるようにコーディングを実施します。現場によってはデザインやディレクションに関わることもありますので、幅広い活躍が期待されるポジションといえるでしょう。
(関連記事:「フロントエンド」と「バックエンド」とは?意味の違いとエンジニアの仕事)
フロントエンドエンジニアは比較的新しい職種です。以前は、フロントエンドエンジニアという職業はなく、コーダーやマークアップエンジニア、Webデザイナーがフロントエンドの作業を担当していました。しかしITが進化してさまざまな技術が登場すると、フロントエンド側で担当するべき作業が増え、よりスキルの高い専門家が求められるようになったのです。
こうした経緯でフロントエンドエンジニアは生まれ、Webコンテンツ開発にとって重要なポジションとなりました。現在、フロントエンドエンジニアは、コーダーやマークアップエンジニアの上位職として認識されています。
フロントエンドエンジニアとJavaScriptエンジニアは違うの?
JavaScriptを使った開発業務を行うエンジニをJavaScriptエンジニアと呼ぶことがあります。フロントエンド開発以外の業務を担うこともあります。
JavaScriptエンジニアに必要なスキルとは?年収アップを目指すには?
コーダーはHTMLやCSSのコーディングがメインの仕事です。フロントエンドエンジニアもHTMLとCSSを活用するため混合されがちですが、フロントエンドエンジニアはJavaScriptを使うなど、コーダーよりも幅広く深いスキルを求められます。
(関連記事:コーダーとは?コーダーの業務と求められる能力)
マークアップエンジニアは企業によってはフロントエンドエンジニアと同じ仕事を行っていることもありますが、異なる職種です。
マークアップエンジニアはHTMLやCSSの仕様に詳しく、適切な構造化、SEO、リッチなコンテンツの製作など、コーダーよりもよりコーディングスキルが高い傾向があります。ただし、JavaScriptに関しては基本レベルに留まっている人も多いようです。
(関連記事:マークアップエンジニアの仕事とは?年収や必要なスキルとキャリアパス)
フロントエンドエンジニアの仕事は、Webデザイナーが作ったデザインを再現し、ブラウザに表示させることです。HTMLやCSSはもちろん、JavaScriptを一から記述できるスキルは必須です。フロントエンドエンジニアはJavaScriptを使用し、双方向な表現が可能なWebサイトの構築など、高い技術が要求されます。
最近ではJavaScriptを単体で利用するのではなく、ReactやVue.js、Next.js、Nuxt.jsといったJavaScriptのフレームワーク・ライブラリを使ったフロントエンド開発が増えています。フレームワーク・ライブラリを使いこなすスキルが必須となる求人も少なくありません。
またWebデザイナーやコーダーだけではなく、Webディレクターやサーバーサイドエンジニアとやり取りをしながら制作に当たります。ときには、コーダーやマークアップエンジニアと分業して、コーディングを行うケースもあります。
コーダーに技術的なアドバイスをしたり、Webディレクターから受けた要求に対して実現可能なデザイン設計を検討したりするなど、プロジェクト全体を円滑に遂行させる能力が必要です。
さまざまな職種の人と話ができるように、Web制作全般の知識を始め、Webデザイン、SEOなどの知識をつけておくことも大切です。さらに、PHPやPerlやRubyなどのプログラミング言語を知っていると、サーバーサイドエンジニアと話をするときに便利です。
(関連記事:フロントエンドエンジニアに必要なスキル6つ!長く生き残っていくためには?)
(関連記事:フロントエンドの開発で必要な言語と便利なライブラリ・フレームワーク)
(関連記事:Reactとは?フレームワークとの違い・フロントエンド開発に活用するメリットや特徴を解説!)
Webコンテンツの多様化に伴い、フロントエンドエンジニアの仕事の領域は広がっています。フロントエンド開発で利用されるJavaScriptのフレームワークは年々増えており、常に最新技術が生み出されている状態です。フロントエンドエンジニアとして仕事をするということは、こういった最新の技術に常に触れられるということでもあります。
最近では、Webデザイナーのデザインしたものを実装するだけでなく、企画の段階からフロントエンドエンジニアが関わるケースが増えてきました。自分の関わり方次第では、ビジネスの新しい分野にチャレンジすることができるというのも、フロントエンジニアのやりがいや魅力のひとつです。
次々と新たな技術が生み出されているため、フロントエンジニアとして働くためには、常に情報収集をして勉強していかなければならないという大変さがあります。だからこそ、新たなことにチャレンジしてみたいという方にとっては大きなやりがいにつながる仕事でしょう。
フロントエンドエンジニアの平均年収は500万円程度です。ただし、年代によって金額には大きなばらつきがあり、20代は300万円台、30代は400万円台、40代は500万円台と推移します。一般労働者の中では若干高めといったところでしょう。
ただし、フロントエンドエンジニアは実力と経験がものをいう世界です。知識やスキルを磨けば、年収が上がる可能性が高まります。なかでも、JavaScriptのスキルは重要です。動的なWebサイト制作には、ライブラリやフレームワークを含めたJavaScriptの知識は欠かせません。より深い知識があるほど現場での活躍が期待でき、それに伴い収入のアップも見込めるでしょう。
(関連記事:フロントエンドエンジニアの年収と年収UPの方法とは?)
パソコンはもちろん、スマホなどの普及により、Webコンテンツは常に新しいものが求められています。ユーザーが求めるものが多様になっているからこそ、深い知識や技術を持った開発が要求されるのです。既存のWebコンテンツであっても、時代に合わせて大幅な更新が必要とされます。
当然Web業界はこれからもめざましい発展を遂げることが予想されます。最近では、企業だけでなく個人も独自コンテンツを持つことが珍しくなくなってきました。
現在、フロントエンドエンジニアに対する需要はとても高くなっています。さらにIT技術は日々進化を遂げており、フロントエンドエンジニアの需要は今後も高くなっていくと予想されます。スキルを持ったフロントエンドエンジニアであれば、今後も活躍の場が広がることになるでしょう。
フロントエンドエンジニアは、実力が認められれば、若い年代でも高い給料や上の立場を望むことができる職種です。スキルを増やすことが、キャリアアップにつながります。
Webサイト制作には、JavaScriptの存在が欠かせません。JavaScriptそのものの知識も深めておくようにしましょう。プログラミングの基礎はもちろん、ReactやVue.jsなどライブラリ・フレームワークの知識、Dom操作のスキルなどは、早期の修得をおすすめします。
近年は、Webの知識がない人でもWebサイトの更新や修正ができるCMSの導入が増えています。WordPressやMovableTypeなどは、多くの企業で使用されています。人気のCMSでWebサイトを制作するスキルは、もはや必須といえるでしょう。
CMSでは、PHPやRubyなどのプログラミング言語を使用します。とても需要の高い言語ですので、この2つの言語でプログラミングできるスキルも身に付けておくと有利です。バックエンド言語を習得しておくことで、サーバーサイドエンジニアやシステムエンジニアと深い話をすることもできます。
ユーザーが使いやすいサイトを設計するUI/UXは、近年ニーズの高いスキルです。Webデザイナーがデザインしたものを実装するフロントエンジニアであっても、UI/UX設計の知識やスキルを身に付けておくことで、有益なWebコンテンツを作り上げることができるでしょう。
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Web業界の「資格」に関する記事
フロントエンドエンジニアはマークアップエンジニアやコーダーの上位職として存在しています。スペシャリスト的な立ち位置の職種のため、キャリアアップによって上の職種を目指すことができるわけではありません。しかし、自身のスキルの幅を広げることで、関わることのできる仕事が増えるでしょう。
たとえば、バックエンドのスキルを身につけて、フロントエンドもバックエンドも対応できるマルチなエンジニアを目指す人は多いでしょう。プログラミングに特化してスキルを伸ばしたり、デザインに関する知識を身につけてオリジナリティを強めたりする人もいます。
エンジニアとしての能力を高めるだけでなく、マネジメントスキルを身に付けることで、WebディレクターやWebプロデューサーへのキャリアチェンジも可能です。
Webコンテンツを作り上げるのに必要なのは、コード記述能力やデザイン力に限りません。企画力や提案力など、さまざまな能力が必要とされます。エンジニアの魅力が再認識されている中で、付加価値を身につければ、より魅力的な将来を得ることができるでしょう。
フロントエンドエンジニアとして長く働くためには、幅広い知識が必要です。Webの技術は日々進歩しているため、常に情報収集して、知識やスキルの差し替えも行わなければなりません。
実践的なスキルを身に付けるには、まずはフロントエンドエンジニアとして経験を積むことが大切です。実務の中で技術を磨くためには時間が必要ですが、長い年月をかけた経験は信頼にもつながります。そのうえで、ほかの工程の知識も身につければ、技術者として高い信頼とキャリアを獲得することが可能です。
Web業界では、雇用形態に関わらず実務経験を積むことで、スキルを磨いていくことができます。自分の希望条件に合う仕事を見つけるために、IT・Web専門の転職エージェントを使ってみてはいかがでしょうか。
(関連記事:未経験でもフロントエンドエンジニアに!コーダーから始めよう)
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