Node.js古川陽介氏×ニジボックス若手エンジニアが語り尽くした!“2022年のフロントエンド技術トレンドとキャリアの歩み方”
~基調講演&エンジニア対談~

ウェブスタッフ、エージェント部門統括責任者の石川です。今回、イベントのモデレーターを担当いたしました。(イベントレポートでは2回目の登場ですね。ちなみに前回のレポートはコチラ

去る2022年1月21日、フロントエンドエンジニアの皆さんに学びを届けるべく『Node.js古川陽介氏×ニジボックス若手エンジニアが語る。 2022年のフロントエンド技術トレンドとキャリアの歩み方 ~基調講演&エンジニア対談~』を開催しました。

残念ながら当日参加出来なかった方、「えー?!こんなイベントあったんだ!参加したかった😫」といった方にも当日の様子が伝わるよう、私目線での学びを挟みつつ、開催レポートをお送りいたします。

ウェブスタッフ会員限定!アーカイブ動画配信中
今回のイベントの様子をウェブスタッフ会員限定で録画配信しています。

目次

  1. ゲストのご紹介
  2. 第一部 基調講演「技術の先の見通し方」
    1. 1:技術を点ではなく線でとらえる
    2. 2:何過去を知る~ページからパーツへ コンポーネント駆動開発の必然性
    3. 3:今を知る~キャズムの壁を超えている「React」「TypeScript」「Next.js」
    4. 4:未来を見通す~Create Application
    5. 5:それでも気になる、今注目の技術
  3. 第二部 ぶっちゃけパネルトーク
    1. 1:技術の話
    2. 2:ここだけの話
    3. 3:入社前後のよもやま話
  4. Q&Aちらみせ
  5. 参加者の声
  6. おわりに

ゲストのご紹介

 

古川 陽介 氏

株式会社ニジボックス
デベロップメント室室長

複合機メーカー、ゲーム会社を経て、2016年に株式会社リクルートテクノロジーズ(現リクルート)入社。現在はAPソリューショングループのマネジャーとしてアプリ基盤の改善や運用、各種開発支援ツールの開発、またテックリードとしてエンジニアチームの支援や育成までを担う。2019年より株式会社ニジボックスを兼務し、グループマネジャーとしてエンジニア育成基盤の設計、技術指南も遂行。一般社団法人 Japan Node.js Association 代表理事、JSConf.jp のオーガナイザーも務める。
Twitter:@yosuke_furukawa

 

越智 貴史 氏

株式会社ニジボックス
デベロップメント室 プロダクト推進2部 HRフロントエンドグループ グループリーダー

Web制作会社にてディレクター・営業を経て、2019年にフロントエンドエンジニアとして株式会社ニジボックスに入社。現在は大学新卒者向けの就職ポータルサイトに参画し、運用保守業務を担当。

 

折田 幸夫 氏

株式会社ニジボックス
デベロップメント室 プロダクト推進2部 ASフロントエンドグループ

2019年にフロントエンドエンジニアとして株式会社ニジボックスに入社。
入社後は美容系toC向けサービスの0→1開発や採用管理アプリケーションのフルリプレイス案件等に従事する。現在は学習塾サービスのフロントエンド開発を担当。

なお、ゲストの3名が所属している企業、株式会社ニジボックスはこんな会社です!

 

株式会社ニジボックス

株式会社ニジボックス

リクルートグループのWeb制作会社。リクルートのインキュベーション部門であるMedia Technology Lab.(現 新規事業開発部)から独立・分社化され、2010年に設立。カーセンサーや、スーモ、ゼクシィなど、リクルートグループの主要サービスを支える。

続いて、僭越ながらモデレーターを務めた私石川の紹介。

 

石川智規

キャリアカウンセラー

ウェブスタッフ株式会社のエージェント部門の責任者。求職者と企業の架け橋として、人材採用・組織コンサルティングを担当。15年間で約1,000名のWebクリエイター・エンジニアの転職支援の実績を持つ。
Twitter:@tomonorix0805

第一部 基調講演「技術の先の見通し方」

まず第一部は、古川さんによる基調講演。
「技術の先の見通し方」をテーマに、内容の濃いお話を伺いました!
パチパチパチ👏

1.技術を点ではなく線でとらえる

エンジニアであれば、今年のトレンド技術がどんなものなのか気になるところ。でも、実はもっと大事なことあるよね、というお話から基調講演はスタート!

技術は繋がっている

トレンドの技術を知ることよりも重要なこと、それは「技術の繋がりを知ること」とのこと。

これまでに生まれてきた新しい技術というのは、過去の問題を解決するためのものであり、新たな問題が生じればさらに新たな技術が生まれていきます。

そういった脈々と繋がっている物事に対して、「2022年の××」や「2023年の〇〇」と捉えてしまうと、文脈が失われてしまい、とたんに未来がわからなくなってしまうものということでした。

古川さん

未来を見通すためには、過去と今の繋がりを知り、線として捉えることが重要です!

2.過去を知る~ページからパーツへ コンポーネント駆動開発の必然性

技術は繋がっている

例えば、過去の点に、分かりやすく技術をプロットするとこんな感じになるとのことで、古川さんが解説してくださいました。

古川さん

直近の大きな変化は、やはりスマートフォン。片手かつ少ない操作で最大の効果を生み出さなければいけないUIにより、インタラクティブな表現ができるJavaScriptの重要性が増していきました。

また、ネイティブアプリによってUIの進化が激しくなり、Webアプリケーションにも同じ流れがやってきて、より大規模に構築することに。

そうするとUI設計の管理対象が、ページ(全体)単位からパーツ(部分)単位へ変化していきます。パーツ(部分)はコンポーネントとも呼ばれ、ボトムアップで積み上げて全体を構築するコンポーネント駆動開発の流れから出現したのがReactやVue.jsです。

ただし、大規模化が加速したことにより、コンポーネントが増えすぎる問題をはらむようになって管理が複雑化してしまいました。今度はそれらを解決するためのモジュール管理手法であるWebpack、型をつけながらの開発手法であるTypeScriptあたりが主流になってきました。

次に起こったのが、大量のJavaScriptのロードによるどうしても遅くなってしまう問題。加えて、検索エンジンからの性能評価の流れも強化されてきたことからパフォーマンスの改善が必要に。そこを解決したのが、オールインワンでフレームワーク化されたNext.js、というのがここ最近の大きな流れです。

このように過去の技術の「繋がり」は、何の問題にどう対処したのかを学べる格好の教材だということですね。

3.今を知る~キャズムの壁を超えている「React」「TypeScript」「Next.js」

キャズムの壁

そんな流れを前提に置いたうえで「今」の技術についても説明していただきました。

製品やサービスが多数派の人たちに受け入れられ、爆発的に成長する分岐点のことをマーケティング用語で「キャズムの壁」といいます。

現在、キャズムの壁を超えているのは「React」「TypeScript」「Next.js」といった技術であり、間違いなく、今勉強しておいて損はない技術、とのことでした。

4.未来を見通す Create Application

では、未来を見通すためには、どうすればよいのでしょうか?その疑問に対する古川さんの答えは、こちら。

+ 続きを見る

Q&Aちらみせ

当日お答えできなかったご質問にはアンケート回答特典にてご回答いただきました。

参加者の声

参加者の皆さんからはたくさんのお声をいただきましたが、ここで少しだけご紹介します。

新しい技術を点でとらえるのではなく、過去からの線でとらえるという考え方がとても参考になりました。
「自分の興味のあることをやっていく」ことに少し救われた部分がありました。また、実際手を動かした後に書籍を読むということに、私の合いそうな勉強法なので、ぜひ実践しようと思いました。
私は業務でモダンフロントエンド開発をしているのですが、レガシーと比較して3割の方なんだなと改めて考え、気が引き締まりました。キャズムの壁を超えていない多くの技術が控えていることにワクワクしました。
Write Code Every Dayやってみようと思いました!
これから流行るか廃れるかで技術のキャッチアップの選り好みをしなくても、全て学んだことは自分の役になるという思いを持てて良かったです。

おわりに

ニジボックスの皆さんをお招きし、フロントエンドの技術トレンドやキャリアについてたっぷりお話いただいた当イベントの開催レポート、いかがでしたでしょうか?

今回のイベントの様子は、ウェブスタッフの会員の方限定で、アーカイブ配信を予定しています。どんな内容か気になる方は、ぜひ会員登録をしてください!

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