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UIデザイナーのポートフォリオ

作品・実績紹介のポイント

UIデザイナーのポートフォリオの実績紹介のポイントを解説します。

1.ビジュアルイメージ(モックアップ)

どんなサイトやサービスの制作に携わったのか一目見て分かるように、メインビジュアルまたはモックアップを掲載します。

ロゴやアイコンを使用できる場合には、あわせて載せておくと良いでしょう。特にロゴデザイン業務にも携わっている場合には、ロゴやアイコンを掲載することでスキルのアピールにつながります。

2.サイト名(またはサービス名 or プロジェクト名)・URL

制作に携わった案件名(サイト名やサービス名、プロジェクト名)とURLを記載します。

3.プロジェクトの概要・コンセプト

制作したサイトやサービスの目的、コンセプト、ターゲットなど、プロジェクトの内容を簡潔に説明します。プロジェクトをリーダーとして率いた経験などは、この部分でアピールしてもよいでしょう。

プロジェクトの内容を簡単なキャッチコピーで表し、その下に詳細な説明を入れるなどすると、より伝わりやすくなります。

4.制作期間・担当領域・チーム体制

プロジェクトの中で自分がどのような役割を担ったのかを記載することで、あなたが具体的に何ができるのか採用担当者に伝わりやすくなります。また、制作期間を入れておくことで、プロジェクトの規模などをイメージしてもらいやすくなるでしょう。

5.思考の過程と結果

UIデザイナーは、ユーザーが快適にサイトやアプリを使えるよう、ユーザーの行動を仮説・検証のうえ、感覚ではなく論理的にデザインしていくことが求められます。そのため転職活動においては、あなたがデザイナーとして「なぜ、そう考えたか?」という思考の部分を採用担当者に伝える必要があります。

たとえば以下のような情報から、あなたの思考の根拠を詳細に伝えることを意識してみてください。

課題とゴール ブランディングやサイトのリニューアルにあたり、どういった課題があり、デザイン後にどのような状態を目指したのかを記載します。
ターゲット ターゲットをどれだけ詳細まで考えて設定できるのかは、重要なポイントです。
マネジメント系 Webディレクター、Webプロデューサー、プロジェクトマネージャ
仮説 ターゲットの行動について仮説を立てます。ユーザーインタビューなどのリサーチを実施した場合、インタビューの様子や情報整理の方法、実際に見えてきたユーザー課題などを記載すると良いでしょう。
具体案 仮説から見えてきた課題に対して、具体的にどのようにデザインに反映したかを記載します。
ラフスケッチやワイヤーフレーム、採用されなかったデザイン案などを掲載することもおすすめです。複数候補の中から最終的な案を決定した理由なども記載すると、あなたの思考が相手に伝わりやすくなります。
結果 デザインを公開した結果、実際にどのような結果が出たのかを記載します。コンバージョンや離脱率の変化など、結果を数字で出すことができると客観性を持たせることができます。
考察 実際にデザインを公開すると、予測とは違う結果が出ることもあります。その際には、なぜ予測と違う結果が出たのかを考察することで、得るものがあるはずです。
そのほか、副次的な効果が出てものがあれば、そういった内容に触れても良いでしょう。
メンバーとの関わり方 チームで制作を進めた場合には、メンバーとどのようにコミュニケーションを取りながらデザインを実現したかを記載すると良いでしょう。

6.ページ遷移図やプロトタイプの映像

メインビジュアル以外に、主要なデザインを見せるためにページ遷移図を載せるのもおすすめです。画面遷移の様子やこだわった部分について説明することで、あなたがどのような考えでUIをデザインしたのか読み手に伝えることができます。

ポートフォリオサイトを制作するのであれば、プロトタイプの動きをアニメーションで再現した動画を載せてもよいでしょう。実績となるサイト・サービスの具体的な動きをアピールすることができます。

ポートフォリオ作りで押さえるべき点

見やすさ・見た目の完成度にこだわる

UIデザイナーは、ユーザーがサイトやサービスを快適に使えるようにデザインする仕事です。そのため、他の職種に比べても、読み手である採用担当者に直観的に情報が伝わるようなポートフォリオを作ることが重要といえます。

ポートフォリオ全体のトンマナ(トーン&マナー)を統一し、見出しの配置、フォントの種類、大きさといった細かい部分にもこだわりましょう。ポートフォリオ自体がひとつの作品として、見やすく完成されていることが必要です。

成果物だけでなく情報設計の流れを盛り込む

UIデザイナーは、サイトやサービスの情報設計に深く関わる仕事です。そのため、デザインするうえで自分がどのように情報設計をしているのかを伝えることを心がけると良いでしょう。具体的には、以下のような情報をポートフォリオに盛り込む方が多いようです。

  • ペルソナの具体的な情報
  • カスタマージャーニーマップ
  • リサーチ内容/方法
  • ラフスケッチ
  • ワイヤーフレーム
  • ページ遷移図

またチームでデザインする企業の場合には、コンポーネントへの理解があるか、デザインシステムの構築経験があるかもアピールポイントとなります。

客観的な視点でチェックする

見やすさ・見栄えの良さにこだわってポートフォリオを作成したつもりでも、客観的な目で見ると足りない部分が見つかることもあります。ポートフォリオを作成したあとには、第三者にチェックをしてもらうことがおすすめです。ウェブスタッフでは、キャリアアドバイスとあわせてポートフォリオの添削を行っています。

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