コンサルタントコラム

エンジニア採用を成功させるためのエージェント活用法!人事担当者が押さえておきたい6つのポイントとは?

人材採用

2020.12.21 公開 / 2020.12.21 最終更新

AIを活用したサービスの普及や企業のDXが進む中、ITエンジニアの需要が高まっています。しかしエンジニアを募集しても希望の人材をなかなか採用できないという企業は少なくありません。

そこで、自社にマッチするエンジニアを採用するために押さえておきたいポイントと人材エージェントの有効な活用法を解説します。

エンジニアの採用が難しい理由

さまざまなITサービスの普及により、多くの企業でITエンジニアを求めるようになりました。しかし新卒・中途を問わず、多くの企業がエンジニアの確保に苦戦しています。

エンジニア人材の不足とスキルの多様化

エンジニアの採用が難しい最大の要因は、圧倒的な人材の不足です。2018年時点で日本国内で22万人のエンジニアが不足しているといわれており、さらに2025年には43万人のITエンジニアが不足する(「2025年の崖」)という試算もあります。

さらにエンジニアに求められるスキルは多様化・細分化しています。少ない人材の中から自社の求める要件を満たす即戦力人材を見つけるのは、非常に困難なことです。

参考:経済産業省 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~(2018年9月)

採用時のミスマッチ

エンジニアの採用には専門知識が必要なため、自社に必要な人材のスキルを採用時に見極められないというケースも少なくありません。特に採用担当者がエンジニアでない場合、現場の求めるスキルよりもパーソナリティ面で自社の文化とマッチするかといった面を重視しがちです。結果、現場の求めるスキルを持つ人材をなかなか採用できないということが生じることになります。

雇用条件の不一致

日本のエンジニアの給与は海外に比べて低いといわれています。最近では日本に進出している外資系企業や一部の大手企業がエンジニアの給与を引き上げ話題となりました。しかし新卒一括採用の流れのある多くの日本企業では、エンジニアの報酬を引き上げられないケースもあるようです。

また、近年の働き方改革の流れを受け、リモートワークや週3~4回の働き方、副業の許可を求める人も増えています。新たな技術を学ぶ時間を確保したい、本業以外でもさまざまなサービス開発に携わりたい、プライベートも充実させたいといった声は珍しくありません。しかし、すぐに柔軟な働き方に対応できない企業もあるでしょう。

求めるスキルを持つ人材が見つかったとしても、報酬や働き方の条件が合わずに採用に至らないというケースは珍しくありません。

エンジニアを採用するための6つのポイント

自社にマッチするエンジニア人材を採用するために、人事担当者はどのようなことに気を付け、どのように環境を整えればよいでしょうか。押さえておきたいポイントを順番に見ていきましょう。

1.求人票の書き方を工夫する

求職者は求人票を見て、その企業に応募するかどうか判断します。そのため自社にマッチする人材が職場に求めるものは何か理解したうえで、候補者に具体的に働くイメージを持ってもらえるように内容を記載することが、応募を集めることにつながります。エンジニアの採用を成功させるために、まずは自社の求人票を見直すことがおすすめです。

関連記事:【例文あり】求人票の書き方!自社にマッチするIT・Web人材を集めるための5つのコツ

2.やりがいや成長機会を提供する

エンジニアの多くは「面白い仕事・やりがいのある仕事をしたい」「社会に対して価値のある仕事をしたい」「自分を成長させたい」といった気持ちを持っています。エンジニア同士で勉強会を行ったり、個人でサービス開発したりする人も少なくありません。

そのため、エンジニアとして自社で働くことで得られるやりがい、業務を通じて得られるスキルは何かを整理し、求職者に提示することが重要です。社内でエンジニア同士の勉強会などを企画することも、採用活動にプラスに働きます。やりたいことができる会社だという認識をエンジニアに持ってもらえれば、リファラル採用につながることもあるでしょう。

3.柔軟な働き方に対応する

エンジニアの中には、スキルを活かして柔軟な働き方をしたいというマインドを持つ人材が少なくありません。リモート勤務やフレックス勤務はもちろん、副業や週3日・週4日といった働き方を希望する人もいます。

また、現在はどこの企業でもエンジニアが不足しており、能力のある人材は引く手あまたという状況です。高スキルな人材ほど既に別の企業で業務に携わっていることが考えられます。そのため週に数回だけ自社の業務に加わってもらうことも、選択肢のひとつです。これまでの固定概念にとらわれず、多様な働き方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

4.年収・条件を見直す

日本では長年新卒一括採用が続いており、社内の昇給システムが固定化されているケースが珍しくありません。しかし日本国内のエンジニアの単価は世界的な水準に比べて低く、報酬と働きやすさを求めて優秀な人材が海外に出て行ってしまうことが問題になっています。

エンジニアの確保を会社全体の課題として捉える企業では、給与体系や採用条件の見直しを行いはじめています。求めるスキルのエンジニアの採用に苦戦している場合には、年収や採用条件を見直すのも有効な選択肢です。

5.ポテンシャル層や35歳以上の人材の採用を検討する

エンジニアを採用する際に、即戦力として活躍できる人材を求める企業は多いでしょう。しかし即戦力人材はすでに好条件でほかの企業で雇用されていることが多く、新たに採用するのはハードルが高いものです。

なかなか希望するエンジニアを採用できない場合には、人材に求める条件を緩和することを検討してみてはいかがでしょうか。社内で育成が可能な場合には、未経験や経験浅めのポテンシャル層を積極的に採用するのも選択肢です。また35歳以上のベテラン層には高いスキルを持つ人材も多いため、採用における年齢制限を見直すこともおすすめです。

6.外国人エンジニアを採用する

日本国内全体でエンジニアが不足していることから、国内だけで優秀なエンジニアを採用するのは難しくなってきています。そこで検討したいのが、外国人エンジニアの採用です。海外では、日本以上にエンジニア教育が充実しており、さまざまな国籍のエンジニアが活躍しています。

インド工科大学の学生を採用するプログラム「PIITs」

ウェブスタッフでは、大学の3年生の2ヶ月間のインターンシップを通じてインド工科大学(IITs)の学生を採用するプログラム「PIITs」を提供しています。

インド工科大学はGoogleの現在のCEOサンダー・ピチャイ氏の母校としても知られる大学です。教育レベルが高く優秀な人材が多いことから、世界大手のIT企業をはじめ多くの欧米企業が積極採用をおこなっています。

インターンシップを通じて入社後の活躍をイメージしたうえで採用を決定できるため、ミスマッチなく優秀なエンジニアを獲得することができます。

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エンジニア採用にはエージェントの活用がおすすめ

エンジニアを採用するには、求人サイト(媒体)に求人票を掲載する、エンジニア採用イベントに出展するなどの方法があります。しかし求職者に適切にアピールできず、なかなか採用につながらないということもあるでしょう。

人材エージェントをうまく活用すれば、効率的に自社にマッチする人材を採用することができます。

市場動向を踏まえた人事戦略を考えられる

人材エージェントは、転職市場のプロです。ウェブスタッフでは、現在の市場動向を踏まえたうえで、御社の採用における課題解決を支援いたします。御社に必要なエンジニアのスキル要件の定義、求める人材に適切な年収の提示のほか、御社の文化を理解したうえで人事戦略をご提案しています。

求職者に選ばれる求人票の書き方を教えてもらえる

エンジニアにもさまざまなタイプの人がいるため、仕事に求めるやりがい・働き方・報酬などは異なります。そのため、ターゲットとする求職者を明確にしたうえで、その層に選ばれる求人票を作成することが効果的です。

ウェブスタッフでは、御社に必要なエンジニアのスキルや経験を洗い出したうえで、アピールポイントを押さえた求人票の作成をお手伝いします。さらにウェブスタッフの求職者向けサイトに、無料で求人広告を掲載することができます。

自社のニーズに合った人材を紹介してもらえる

エンジニアの採用には専門的な知識が必要なため、採用担当者だけでなく現場のエンジニアが候補者の面談を行う必要があります。しかし多忙な中、応募者全員を面接するのは大変です。

人材エージェントを利用すれば、まずエージェント側で応募者の選考をするため、自社のニーズを一定ラインまで満たした人材のみを紹介してもらうことができます。さらにウェブスタッフでは採用面接への同席も行っているため、御社のニーズを正確に把握することが可能です。そのため紹介人材のマッチングの精度が上がり、御社にマッチした人材の中から効率的に選考を行うことができます。

ウェブスタッフは御社のエンジニア採用を徹底サポート!

ウェブスタッフは、IT・Web系職種に特化した人材エージェント。業界事情や制作・開発現場の情報に精通したコンサルタントが、御社の採用をサポートいたします。

人材紹介はもちろん、人材派遣・常駐型制作請負など、さまざまなサービスをご用意しているため、御社のご予算や状況に応じたエンジニアのお提案が可能です。成功報酬型のサービスのため、初期費用やサイトへの掲載料は無料。ぜひお気軽にご相談・お問合せください。

▶︎ご相談・お問い合わせはこちら

執筆者

アソシエイトコンサルタント 杉谷 アソシエイトコンサルタント 杉谷

専門コンサルティング分野:人事
実務経歴:法政大学法学部卒、ポートランド州立大学コミュニティデベロップメント卒。制作者としてWeb制作業務を経験した後、エンジニア人材の提供を中心とした人材派遣に従事。

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